◆御柱祭(2016)

院長・保科貴洋は、長野県茅野市に生まれ、幼いころより日本三大奇祭の一つとして有名な「御柱祭」に親しんでまいりました。2016年は三友会に所属し、喇叭隊として参加させていただいております。

「諏訪大社」は、「上社(本宮・前宮)」と「下社(春宮・秋宮)」に分かれています。それぞれの宮、四隅に御柱を立てており、全部で16本の御柱(樹齢150年を超えるモミの大木)があります。

6年毎に、この御柱を山から選び出し、山から曳き、境内に建て、宝殿の造り替えを行う行事を「御柱祭(正式名称:式年造営御柱大祭)」と呼び、 氏子(うじこ・諏訪地方の6市町村に住む人たち)が参加して行われます。6年毎のお祭ですが、数え年で「7年に1度」と言うのが一般的で、寅年と申年に行われます。

院長が参加させていただいたのは「上社・前宮」の行事になりますので、こちらのHPでは、その状況をご紹介いたします!

◆山出し

【木落し(2016年4月3日撮影)

御柱祭=木落しの状況を思い浮かべる方も多いと思います!よく御柱祭の状況が伝えられるニュースに、木落しの紹介が多いからでしょうか。

上社の御柱は、「めどでこ」と言われる2本の柱をV字型に取りつけ、その上に「御幣(おんべ)」を持った若者たちが「ヨイサ!ヨイサ!」と威勢よく乗っているのが特徴です。

【川越し(2016年4月4日撮影)

木落しを終えた御柱は、山出しのクライマックス「川越し」に向かいます。皆で川に入り、雪解け水に清められながら川を渡ります!御柱に乗った者たちは、御柱と一緒に頭まで川に入ってしまいます。

川越しを終えた御柱は、安国寺の御柱屋敷で5月の「里曳き」を待ちます。


◆里曳き

御柱屋敷を出発し、「建御柱」に向け、曳行(えいこう)します。

この日の見どころは、上社前宮の鳥居をくぐり、狭い境内を進んでいくところです!鳥居に「めどでこ」が当たらないよう御柱を操って曳いていく姿は圧巻です!(2016年5月3日撮影)

【建御柱(2016年5月4日撮影)

めどでこを外し、「冠落し(柱の先端を三角錘状に切り落とす)」を行い、御柱にワイヤーやロープをつけ、御幣(おんべ)を持った者たちを乗せながら、御柱を立ち上げていきます。直立した御柱に「大御幣」が取り付けられると、御柱が「神」となり、次の御柱祭まで、その役目を担います。